ビッグファイブとは、ルイスゴールドバーグという心理学者が作り上げた性格分析。
現在では世界中の心理学研究で利用されている性格分析として、遺伝子検査などでも使われています。
人の性格を5つの因子、チームワーク(協調性)社交性(外向性)勤勉性(誠実性)チャレンジ力(開放性)ストレス耐性(神経性傾向)に分けたものです。
辞書にある何万という言葉の中から性格に関する言葉を洗い出し、区分し、最後に残った五つの言葉だとされています。
それぞれの因子が高いから良い、低いから悪いというわけではなく、それぞれにメリットとデメリットが存在します。
チームワーク(協調性)
脳の一部、島葉・中帯状回の働き、大きさを測ります。
他者への配慮、共感能力を見ることができます。
高い方の特徴:協力的、道徳的、他者の利益
低い方の特徴:カリスマ性、個人的な成功、出世
社交性(外向性)
中脳ドーパミン報酬システムの働きを測ります。
ポジティブなことへの感情の反応を見ることができます。
高い方の特徴:コミュニケーション力、野心、欲望
低い方の特徴:家庭の安定、考察、学び
勤勉性(誠実性)
おでこの少し上、脳の前頭前皮質の働きを測ります。
自己コントロール力の高さを見ることができます。
高い方の特徴:自己抑制、超集中力、スケジュール管理
低い方の特徴:アドリブ力、行動力、瞬発力
チャレンジ力(開放性)
心の連想の広がり、拡散的思考、芸術的感受性を測ります。
文化的機会を求める力の高さを見ることができます。
高い方の特徴:芸術性、知性、改革
低い方の特徴:問題解決能力、日常のリズム、形式的
ストレス耐性・メンタル(神経性傾向)
小脳扁桃および大脳辺緑系、セロトニン、アドレナリンの働きを測ります。
ネガティブなことへの感情の反応を見ることができます。
高い方の特徴:恐怖心がない、温和、頼れる
低い方の特徴:空気を読む、把握能力、洞察力